リムストーンプール各種
リムストーンプールと呼ばれる鍾乳石がある。水が入っていない場合は単にリムストーンと呼ばれる。
洞窟の中では結構見かける鍾乳石であるが、形やサイズは様々である。
床を流れる水が、床の上の僅かな段差などを契機に成長して棚田のようになったものだ。ちなみに、このリムストーンプール。トルコのパムッカレや中国の黄龍など屋外にも生成される。国内でも確認されているが、残念ながら綺麗で大規模なものは無い。
このリムストーンプールは屋外にできたものの方が太陽の光を浴びて見た目には美しいと私は思う。洞窟内のリムストーンプールは自らの照明だけでしか水の青さを出せないので、自前で用意しなければならない。
屋外にできるリムストーンプールは洞窟内のものとは、やや成因が異なる。所謂棚田の堤に相当する部分がトゥファと呼ばれ、生物の光合成が関与しているという点で洞窟の中のリムプールストーンとは異なる。近寄ってみるとこの堤の部分に落ち葉が混じっていたりということがある。この点では洞窟の中のリムプールのほうが美しいけれど。
なお、このトゥファを解析すると過去の古気候が再現可能ということで、研究は国内でも行われている。
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