2011年12月 1日 (木)

予防接種

午前中に予防接種を打ちに行った。狂犬病とA型肝炎とインフルエンザ。

いつも使っている八重洲の鉄鋼ビルに行ったのだが、何階だったかなあと入口でサインを探すもない。ない。それらしき名前がない。もしかして移転したのかと、スマフォで調べたところ9月に移転しているとの情報があった。ただ400mほど離れた場所への移転であったので、事なきを得た。しかし、丸の内線から延々1キロは歩かされた感じだ。下調べは大事である。

 で、受付をすると一週間に2つの予防接種しか受けられないとのことだったので、インフルエンザを延期にした。

 狂犬病とA型肝炎は2004年にタンザニアに行く前に打ち始め、どちらも2005年に最後の3度目の接種をしているはず。A型肝炎の接種記録を失っているので確かではないが、確か狂犬病と同じスケジュールで打っていたはず。A型肝炎は5-10年、狂犬病は5年ほどで追加摂取が必要らしいので、6年経ってしまったが今回の接種となったわけである。

 狂犬病は数年前に日本でも海外からの帰国者に死者が出たことがあり、在庫不足で打てる場所を探すのが大変であったが、今は解消しているのか特段問題はなかった。

 しかし、狂犬病は1万以上、A型肝炎も1万円弱と、合わせて2万を越える接種費用は痛い。
過去の分を考えると、この10年あまりで予防接種に10-13万円ぐらいかけているのではなかろうか。とてももったいな気がする。

 とはいえ、衛生状況がいまいちな場所での食事が多いし、蝙蝠は狂犬病を媒介するし、農村では放し飼いの犬がウロウロして吠えてくるしなので、この二つは欠かせない。
 破傷風は10年に一度だし、安いのであまり気にならないのだけれども。

 というわけで、本日は酒は飲めない(たくさん飲まなきゃいいみたいだけど)ようである。そして、今はなんとなくだるい。副作用ではないと思うけど、なんか気分悪い。とりあえず、狂犬病はA型肝炎より痛いのは確かだ。左腕狂犬病、右腕A型だったのだが、打たれた時の痛みも、その後も明らかに左腕の方が調子が悪い。

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2011年11月22日 (火)

日本洞窟学会第37回大会その2

 先週末、九州大学で行われた日本洞窟学会第37回大会に行ってきた。

 金曜夜に現地入り、土曜午前に市内散歩。午後に評議員会、夜に懇親会、日曜に学術講演会のスケジュールである。

 実は幼少の頃、博多に3年ほど住んでいたこともあり、土曜午前はその頃に住んでいた場所に散歩がてら行って見たのだけれど、40年近くもたてば昔の面影はなく・・・・・・いや、古い神社があったので面影があるはずなんだけどあまり覚えていない、記憶も蘇らないと。

 最近、気づいたのだけれど、過去のそうした記憶が人より少ない気がする。なんでだろう。

ただ、住んでいた家は残っていなかったが、窓から見ていた家は残っていたようで、それだけはなんとなく記憶にある。記憶では高い木もあったはずなのであるが、それはなく。

 とまあ、昔の記憶を探る散歩を終え、評議員会をおこない、ぐるナビ幹事さんで探した懇親会場で、しこたま飲み、中州でラーメンを食べ、さらにもう一軒飲みに行き土曜は終わった。

そんなこんなで、日曜は予定より1時間近く寝坊し、慌ててタクシーで九大に向かうはめになってしまったが、一応予定通りの時間には間に合った。

 今回の大会は参加者が最終的には30人、講演数が18題と、講演数のわりに参加者が少ない・・・・というか、講演(共同発表者含む)と関係ない人の参加が数人しかいなかったという大会であった。無論、私は講演とは関係がない。

 講演内容は、まあいろいろと知らない言葉や知見も出てきたけれど、こういう研究をしているのかという知識を得る上では大変有用であった。
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 そうそう、今回はなかったけれども、先日の大震災による洞窟被害という観点からの発表や報告があっても良かったかもしれない。洞窟での人的被害はなかったようであるが、いくらかの落石などは確認されているし、鍾乳石などが折れているかもしれない。
 海外の研究者には、洞窟の中に過去の地震の痕跡が残されており、それを研究することで過去の地震の様子を調べることができるのではないかということを言っている人がいる。今回のような大地震の影響を調べるのは有意義なのではないかと思う。
 一方、このくらいの揺れでは洞窟は大きな影響を受けないという気もするし、よく分からない。分からないからこそ、調査が重要なのだと思うが、誰かやらないかなあ。

 講演終了後は、飛行機までやや時間があったので、博多駅前で数人とのみ、飛行機の30分前に地下鉄で空港に向かったが、野球の影響かなんでか、保安検査場が大混雑。15分前に通過すればいいはずなのだが、10分待っても検査場にたどり着けず、ファイナルコールがかかってしまった。このままではまずいと、係員に申し出たところ上級会員用のラウンジに専用保安検査場があるそうで、そちらから入場して事なきを得た。
 もっとも飛行機は15分遅れとなったので、あと10分以上列に並んでいても大丈夫だったかもしれない。

 最後に罠にかかりそうになったが、何とか回避し、羽田から自宅へ一目散に電車を乗り継ぎ、自宅近くの駅に着き、家に帰った頃に、メールが一本。自宅へ帰るのに使っている路線が人身事故で不通にとのメール。飛行機の座席を前の方に指定していなければ、おそらく乗り継ぎが変わりこの不通に巻き込まれさらに1時間以上車中の人になるという罠からも、ぎりぎり回避できたようでなにより。

 ま、ぎりぎりの行動予定は良くないということで。


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2011年6月14日 (火)

久しぶりの更新

 久しく、ブログから遠ざかっていた。ついでに洞窟からも。

この6ヶ月あまりケイビングをしていなかったし、その前も月に一回あるかどうか。

けれど、先週久しぶりに滋賀に行ってケイビングしてしまった。

数年、いやもう少し前に測量したけれど、データ紛失してしまった箇所の再測量をしに行ったのだけれど、再測量箇所の傍にも未測量の支洞。いや未探検かもしれないところがあったので、そちらと2箇所2班に分かれて測量と相成った。

 2班で120mあまりの測量となったのだけれど、これまで判っている既測量距離と足すと、大台に5m足りなかった。あと5m測量しておけばよかったなあ。狭いところに突っ込むのを躊躇してしまったのが敗因だ。

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2008年5月27日 (火)

活動休憩中

 このところ、ブログの更新が止まっている。最近、洞窟に行っていないのと、いろいろ忙しかったからなのだが、その主な理由は数日前に子供が生まれたからである。無事に生まれたので、もうしばらくしたら活動再開できるのではないかと考えているが、どうなることやら。

 というわけで、しばらくお待ちを・・・・。とりあえず、書き残している正月の中国遠征について書けという話もありますがね。

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2008年4月27日 (日)

夏の予定

 そろそろ、夏の予定を考える頃である。今のところは、浜松で行われる洞窟の大会に参加後、すぐにフランスに飛んで、VERCORS 2008 - European speleological gathering, including IVth European Speleological Congress.の期間中に行われる国際洞窟学連合の救助委員会に参加してと思っている。

 ただ、浜松の大会のある週末から、フランスでの大会が始まるので、最初の数日は参加できない。救助委員会の開かれる日程はまだ決まっていない。一応、委員長には少し遅れていくので、後半日程のほうが都合が良いとは伝えてはあるものの、前半しか参加しない人もいるだろうしということで、その間に救助委員会が開かれなければ良いと思っている。

 9月に入ってからはSSFの国際洞窟救助トレーニングがあるので、それに参加しようかとも考えていた。11年前に同様のトレーニングに参加したことがあるのだが、昨年ハンガリーで見た救助トレーニングのビデオでは、救助技術が私が習ったときとずいぶん変化していると感じた。マニュアル本も新しくなっている。ということで新たに講習を受けねばならぬと思ったものの、自分よりは誰か他の人が行ったほうが良いと、いくらか知人に声を掛けていた。

  そうしたところ、知人が参加するということで、申し込みをしたところ、定員が20人ほどで参加するにあたって、日本の洞窟救助のリーダーである私のサインをもらってねと返答をもらったそうである。私は役職としては洞窟救助のリーダーという訳ではないのだけれど、救助関係の国際会議にたびたび出席しているので、そう思われても仕方がないのだろう。

 なんだかんだと、日本から私以外に4人ほど参加の希望者がり、日本から4人分の参加者枠の予約をお願いしている。ただ、一人行けないかもという話があり、キャンセルになりそうなので、その場合には、替わりに参加するかもしれない。ただね。参加費が15万円ほどだろうか。かなり高額なのが難点だ。航空チケットなどなどと合わせたら40万円を越えてしまう・・・・・・。自腹で行くにはとても痛い金額だけど、まあ仕方がないのだろう。

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2008年3月12日 (水)

翻訳3

 以前にも書いた洞窟救助者マニュアル翻訳だけれど、やっと終わる見込みになってきた。
 見込みというよりは3月中旬までに終わらせなければならないというべきか。というのも3月下旬にこのマニュアルを使用して、洞窟救助講習を行うことにしているからである。

 これまで使っていた、1997年発行の洞窟救助者マニュアルとは、翻訳を進めていくうちにいろいろ微妙に異なることが判ってきた。そして、装備を買い足さなければならないということも発覚した。予算の余裕があるのだろうか。

 いずれにしても、少し講習・講義内容に変化を加えなければならなさそうなので、しばし読み込まなければならない。今回のメインの講習対象者がケイバーではなく、消防であるということも、プレッシャーだ。講習料を取る訳ではない(テキストやコピー代などだけは取る)し、交通費は自己負担と、コマーシャルベースの講習ではないから、そこまでのプレッシャーを感じる必要はないはずなんですけれどね。

 しかし、結局100ページある本の1/3を自分で訳してしまった。もっと他の人に任せようと思っていたのだけれども、間に合いそうになくなり止む無く・・・・・・。

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2008年1月 7日 (月)

帰国

 昨夜、11日間の中国遠征を終えて帰国した。いろいろ成果もあがったが、すべては終わらなかったので、また来年行かなければならない。

 ところで現地滞在中の5日夕には日本から洞窟での行方不明の一報が電話で飛び込んできたけれど、さすがに中国からでは何も出来ないし、事故関係者との面識もないので何もしていないが、まあうまく発見できればとは思う。しかしながら、水深32mの地底湖の底での捜索を行うことの出来るケイブダイバーを少なくとも3-4人以上確保しないとならないのではないだろうか。そうすると捜索自体なかなか難しいのではないかと思う。

 ともかく、関係者の方々による系統だった指揮系統の確立、冷静な判断による捜索結果を期待して待つしかない。

追記:事故関係者との面識がないと書いたけど、一報、二報の段階で聞いた内容と、実際の内容が異なっていて、どうも面識があるらしい。私は人の名前や顔を覚えるのが、苦手なので、状況証拠から面識があるのは間違いないということで、実際に記憶している訳ではないのだけれども。

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2007年9月26日 (水)

膝の故障

 9月には3連休が二度あった。最初の3連休には岩手の洞窟に行くことにしていたのだが、その前々日の夜。1-2ヶ月前から違和感があって、少し痛んでいた左膝に子供のアタックを喰らった瞬間、激痛が駆け抜け、そして歩けなくなった。

 というような訳で、2-3日間あまり、松葉杖無しには歩けぬ体となり、洞窟行きも中止し静養していた。病院でもらった消炎剤が効いたのか、安静が効いたのかは判らないけれど、数日後には歩けるようになって、今に至る。しかしながら、まだ階段を下りる時、左膝が痛みスムーズに降りることができない状況だ。あと2週間ぐらいの間に治ればよいのだけれども。

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2007年6月29日 (金)

夏の予定

 今年の夏は、海外の予定が無い・・・・ということはなくて、上海に遊びに行く予定はあるが、洞窟とは関係が無い。

 穴の予定といえば、7月に岩手の方の観光洞調査または関西の方で行われる博物館主催の観察会の手伝いに行くかというのと、9月に秋吉台・山口に行くぐらいである。

 基本的には月1の活動。もう少し動きたいと思うものの、なぜか動けない。8月上旬に何処か近くの穴に行くかな。

 さて、9月。とりあえず日本で現在入れるもっとも深い穴に行くことにした。といっても僅か-200mちょっとなので、そんなに深いわけではない。もう10年以上行っていないので、中の様子をずいぶん失念しているので、やや時間がかかるとは思うが、慣れれば4人で往復5-7時間ぐらいで行けるはずだ。

 通いなれた秋芳洞に通じる深さ100mほどのマルチピッチの竪穴(計6ピッチ)があるのだが、十数年前にソロケイビングをしたことがある。その時はロープを張りながら降下し、回収しながら上り返してで、往復3時間ほどかかった。100mの降下に2時間、撤収に1時間、人が一人増えるごとに+30分ぐらいが標準的なタイムかなあと思う。無論、ピッチの数やリビレイの回数が少なければもっと早くなるし、多ければ時間がかかるし、参加者の昇降速度などで大きく変わる値ではあるが、きちんとしたSRTリギングが行われたことのある既知の穴に行く場合の目安として私は良く使っている。

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2007年6月 1日 (金)

遠征

 ここ数年、海外旅行が増えている。概ね年に2-4回といったところだろうか。昨年は4回行っている。2回が洞窟旅行で、残りが家族旅行だ。 さすがに、まだ年に3回海外洞窟旅行に行ったことは無い。

 今年は昨年12月~1月に中国、5月にハンガリーに行き、12~来年1月に再び中国である。年末年始を挟むので見かけ上3回に見えるが、実質的には2回だ。7月末から8月上旬に、3年ほど前に行ったピレネー山脈・スペインでの合同洞窟調査活動があるというので、一瞬行きたいと思ったけれど、冷静に考えるとやっぱり無理! 

 もっとも、穴は駄目でも家族旅行でどこか南の島にまた行きたいかも。インドネシアか?

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