Asian Trans-disciplinary karst conference 2011
少し前の話になるが、今年1月の成人の日前後にインドネシアのジョグジャカルタに行ってきた。
Asian Trans-disciplinary karst conference 2011という会議が開かれ、それに参加するためにである。
基本的にはカルスト会議であるので、洞窟はそう大きく絡むものではなかったのだけれども、この会議にアジア地域のカルスト・洞窟研究者が集まる事もあり、その際に別の話をしようということで行った訳である。
どんな話しかというと、アジア地域のスペレオサイエンティスト、スペレオロジスト、ケイバーなどを集めた国際会議を、数年後に始めようというものである。UIS役員でもある韓国のWoo博士と数年来・・・いや2004年ごろからか話に出ていたものでやっと一歩を踏み出すことができた。まだまだ時間はかかるけれども、とりあえず1-2年後に中国桂林で第一回のアジア洞窟人会議を開くことになる気配がある。場所や時期含め、まだまだ未定の粋をでてはいないけれども。
さて、Asian Trans-disciplinary karst conference 2011の方はというと50-100人ぐらいの参加者であろうか。巡検の際に大型観光バス2台を連ねたのでそのくらいだろう。会議1日半、巡検2日という感じである。巡検はジョグジャカルタ南東にあるカルスト地帯を巡るもので、途中2箇所の観光洞と1箇所の半観光洞を訪れた。
また最終日には、ケイビングや巡検のベースとしても使えるカルスト村というか、ケイバー専用とも言える宿舎というかホテルで夕食となった。この施設から僅か数分で深さ100m、直径50mほどの井戸状竪穴にアプローチできるなどよい場所にある。ガムランを演奏できる場所や、コテージなどが立ち並び、よい環境が得られる。この施設、実は地元ケイビング団体の会長が私費を投じて?作ったもので、Asian Trans-disciplinary karst conference 2011参加者が最初のゲストということであった。いずれ、ケイビングツアーをしにこの地を再訪したいものである。なんといっても、今回ケイビング装備を持って行ったけれど一度も使うことなく終わってしまったからである。
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