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2012年2月27日 (月)

九州洞窟談話会その3

二日目は朝から各班に別れ、洞窟に行くこととなっていた。

 私はといえば、前日から行われていたSRT講習の引継ぎで屋外でSRT昇降の講師。午後から実際に洞窟に連れて行くという班に振り分けられていた。

 前日は7人ほど練習生が居たようだが、二日目は3人のみとなっていた。宿舎から10分ほどの林の中に入り、適当な木を使っての講習である。
P2191362_3 木を使った講習

 講師役は3人いたので、前日の入洞で装備が汚れていたこともあり実演は残りの二人にお任せして、なんというかおまけ的な存在で練習場所に居ただけである。それでも時折、アドバイスはしていたけれど。

 午後からは、前日リギングした竪穴に入洞である。実は午前中から昨日のSRT講習での講師達が最深部目指して入洞しているのである。彼らは講習というより既にファンケイビングである。講習のためなら2ピッチぐらいのリギングで何も最深部までセットしなくても良かったよなあと気付いたが後の祭りである。私も最深部に行ったことはないのでよしとしよう。
P2191374_2

 平尾台は翌週に山焼きを控えていたこともあり、枯れた草がぼうぼうに生えている。山焼き後ならば石灰岩がもっと多く見えるはずだ。洞口はそんな草原の中のドリーネ底にある。アプローチに使うラインの適当なアンカーがないので駐車した車をアンカーに洞口脇の岩まで降りていく。そこでリビレイを行い降りるのである。
 この日は3人の訓練生の練習が主目的であるので、リビレイ箇所で人が待機して、動作確認をした。そんなこんなで全員が降り、さらに2ピッチ下まで降りることになった。
P2191398_2 第二ピッチヘッドより。2箇所のディービエイションが使われている。

 2ピッチを降り始めた頃に最深部のパーティが出てきたので2ピッチですれ違いを行うが、さすがに最深部に行って来た連中は動作が速い。あとで登ることになった訓練生とは速度が3倍以上は違う感じである。まあ、初めてのSRTではそんなものだろう。
P2191421_3 洞口ピット

 そんなこんなで、私以外の5人が2ピッチ下まで降りて登り返して撤収となった。私はただ写真を撮るだけの人。予想していたよりも昇降に時間がかかり撤収は予定よりも1時間あまり遅れてしまい、談話会の解散予定時刻寸前となってしまってほかの人に迷惑をかける結果となった。2時間あれば余裕と思っていたけど、やっぱりそこは初心者ということでさらに余裕を見るべきであった。

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