日本洞窟学会第37回大会その2
先週末、九州大学で行われた日本洞窟学会第37回大会に行ってきた。
金曜夜に現地入り、土曜午前に市内散歩。午後に評議員会、夜に懇親会、日曜に学術講演会のスケジュールである。
実は幼少の頃、博多に3年ほど住んでいたこともあり、土曜午前はその頃に住んでいた場所に散歩がてら行って見たのだけれど、40年近くもたてば昔の面影はなく・・・・・・いや、古い神社があったので面影があるはずなんだけどあまり覚えていない、記憶も蘇らないと。
最近、気づいたのだけれど、過去のそうした記憶が人より少ない気がする。なんでだろう。
ただ、住んでいた家は残っていなかったが、窓から見ていた家は残っていたようで、それだけはなんとなく記憶にある。記憶では高い木もあったはずなのであるが、それはなく。
とまあ、昔の記憶を探る散歩を終え、評議員会をおこない、ぐるナビ幹事さんで探した懇親会場で、しこたま飲み、中州でラーメンを食べ、さらにもう一軒飲みに行き土曜は終わった。
そんなこんなで、日曜は予定より1時間近く寝坊し、慌ててタクシーで九大に向かうはめになってしまったが、一応予定通りの時間には間に合った。
今回の大会は参加者が最終的には30人、講演数が18題と、講演数のわりに参加者が少ない・・・・というか、講演(共同発表者含む)と関係ない人の参加が数人しかいなかったという大会であった。無論、私は講演とは関係がない。
講演内容は、まあいろいろと知らない言葉や知見も出てきたけれど、こういう研究をしているのかという知識を得る上では大変有用であった。
そうそう、今回はなかったけれども、先日の大震災による洞窟被害という観点からの発表や報告があっても良かったかもしれない。洞窟での人的被害はなかったようであるが、いくらかの落石などは確認されているし、鍾乳石などが折れているかもしれない。
海外の研究者には、洞窟の中に過去の地震の痕跡が残されており、それを研究することで過去の地震の様子を調べることができるのではないかということを言っている人がいる。今回のような大地震の影響を調べるのは有意義なのではないかと思う。
一方、このくらいの揺れでは洞窟は大きな影響を受けないという気もするし、よく分からない。分からないからこそ、調査が重要なのだと思うが、誰かやらないかなあ。
講演終了後は、飛行機までやや時間があったので、博多駅前で数人とのみ、飛行機の30分前に地下鉄で空港に向かったが、野球の影響かなんでか、保安検査場が大混雑。15分前に通過すればいいはずなのだが、10分待っても検査場にたどり着けず、ファイナルコールがかかってしまった。このままではまずいと、係員に申し出たところ上級会員用のラウンジに専用保安検査場があるそうで、そちらから入場して事なきを得た。
もっとも飛行機は15分遅れとなったので、あと10分以上列に並んでいても大丈夫だったかもしれない。
最後に罠にかかりそうになったが、何とか回避し、羽田から自宅へ一目散に電車を乗り継ぎ、自宅近くの駅に着き、家に帰った頃に、メールが一本。自宅へ帰るのに使っている路線が人身事故で不通にとのメール。飛行機の座席を前の方に指定していなければ、おそらく乗り継ぎが変わりこの不通に巻き込まれさらに1時間以上車中の人になるという罠からも、ぎりぎり回避できたようでなにより。
ま、ぎりぎりの行動予定は良くないということで。
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