スレーブユニットでの撮影
洞窟写真を撮る際には、多灯フラッシュ撮影が欠かせない。
この写真では、7台ほどのスレーブフラッシュを使用している。GNは20~32ほどである。他にピンポイントで「光る小町2」を使用している。
この写真では以前紹介した、高感度のスレーブユニットであるFirefly2と3を5台使用している。こうした撮影においてはFireFly3のプレフ ラッシュ対応機構は使えないので、安いFireFly2で十分である。現在は55Euroで売られているので、6千円ほどであろうか。
本当はもう2台フラッシュを使いたかったのだが、今回の撮影中に故障してしまったので仕方がない。滴下水が落ちる洞窟内では、防滴性能に欠けるフラッシュは、なかば消耗品扱いになりがちである。本当は、サランラップ巻きとか、テープを張っていくらかでも防水性を高めるべきなのであるけれども。
カメラももちろん防滴性が高くないと厳しい環境下である。これまでも非防滴のリコーGXとGX100がズームが動かなくなるなど壊してしまってきている。洞窟内の撮影では、どうしてもマニュアルモードのあるカメラでなければならないので、防水コンパクトデジタルカメラでは非常に厳しい。かといってマニュアルのある高級コンパクトデジタルカメラでは防滴性能がない。
そんなこともあって、結局GX100が壊れた後に一念発起してボディとレンズに防滴性能のある一眼デジタルカメラを大枚叩いて買ったのである。防滴性能のあるボディやレンズは、デジタルカメラの中でも高級機しかないこともあり、描画性は高級コンデジとは比較にならないので、やはり買ってよかった。けれどもプラス数キロの重量増によって洞窟内での疲労の度合いはかなり増してしまった。腕が痛い。
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