秋吉台ケイビング集会
8月終わりの土日は秋吉台ケイビング集会に参加した。この集会は山口ケイビングクラブが毎年8-9月に主催しているもので、歴史は数十年あるはずである。ここ4-5年かは毎年参加している。
いつもは金曜日午前に秋吉に入り、午後に一本、または午後から深夜に1本洞窟に入ってからの参加であるのだが、今回は諸般の事情で土日のみの参加となった。
始発の山口宇部行きに乗るためには、自宅を始発電車で出ても離陸20分前に羽田着と非常に危うい橋を渡らねばならないので、悩んでいたが、ふとフランスに行く際に利用した空港バスがあるのではないかと調べてみると、始発電車よりやや早い時間発のバスがあった。普通電車乗り換え乗り換えよりは、バスで高速一気の方がはるかに早く、離陸1時間以上前につけることが判ったので一安心であった。今後も多用することになりそうだ。
さて、秋吉台ケイビング集会。今回もいつもと同じく、班の選択の余地はなくSRT班に編入され、西台にある100mほどの洞窟に行ってきた。この洞窟は過去盗掘が行われ・・・・・・いや所有者による採掘かもしれないが、入口付近から洞窟半ばまでの鍾乳石の多くが破損している。結構、深いところまで降りているのが凄いなあと思う。
当初は第二ピッチヘッドから、通常使わないルートのリギングをする予定であったのだけれど、現場で洞口ピットからのリギングに変更された。
ルート整備を行いながらの降下であったし、そもそもまともに整備が行われていないルートなので、整備箇所が多いことから最終ピッチヘッドまで2時間半を要してしまった。岩壁の状態が良くなく、なかなか苦労した。
その先は、通常ルートの班と合流し、プールのあるテラスまで降下し、写真を撮ってから出洞した。
夜は、いつもの懇親会。この日はフランスで時差ぼけになってから結構遅くまで起きていられるようになっていたので、深夜1時過ぎまで起きていたように思う。
翌日はホテル下に開口する縦横複合洞窟に行くことになっており、用意をして、さて出発という時に、なぜかパーティリーダーから、平原行ってくださいと突然の変更。昨夜の懇親会で、ぽろっと平原に行ったことがないと漏らしたのがまずかったようだ。
しかたなく竪穴に行く車を寂しく見送り、しばらく駐車場で待っていると平原班がやってきて、拉致監禁連行された。
そこで行った穴はこんな感じ。
ここは広い方。
幅はあるものの、天井はヘルメットがやっと通るぐらいの高さ。そして、その半分ぐらいまで水流が来ている。
というわけで、全身濡れて帰って着ました。実のところ上記写真の場所は、本来はこんなに水がなく少し浸るぐらいらしいのであるが、前日、前々日の雷雨などにより増水しており、だんだん水量も増えていたこともあって、この水量は危険とここで撤退したのでこの先には行っていない。とはいえ、ここに来るまでにも似たような場所が何箇所かあり、全身濡れたことには変わりはない。
なんにせよ。この先には夢が詰まっていそうである。
というようなわけで、昼過ぎには活動終了となり、トロン温泉でゆっくりしたり、ふらふらして2日目の集会は終わり、東京へ帰った。
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