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2011年9月15日 (木)

国際洞窟写真家会議

先月、フランスで行われた、国際洞窟写真家会議に行ってきた。世界中・・・・といっても欧州と米国、日本からの参加者だけであるが、30人ほどの洞窟写真家とそのアシスタントで計70人ほどの小さな国際会議である。

 

写真家が集まる会議だけあって、皆高価な機材を持ち込み、そしてその機材で撮るモチベーションの上がる洞窟への巡検が用意されていた。
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 会議は1週間の会期で、そのうち5日間が巡検、1日が講演などに当てられていたが、洞窟巡検後の夜に毎日参加者が持ち寄った写真の上映会が行われるなど、暇のない忙しい一週間を過ごすこととなった。
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上の写真の穴は観光洞の奥・・・というか観光洞のレベルから100mほど降りた先の水流の奥にある。観光ケイビングガイドツアーも行われており、観光客でも来ることが一応可能である。

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 これはPNという穴。大き目のギャラリーと豊富な二次生成物が特徴。

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 銅の影響で、青く染まったカーテン。この地域の洞窟には鉱物の影響でさまざまな色をした二次生成物が見られる。

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一つ前の写真と同じ場所。青い二次性生物が点々と存在している。

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 微細なカルサイトの結晶。透明度が非常にある。

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 二次性生物とプール。プールの色をうまく出すことができなかった。撮りかたによってはもっと綺麗な緑色になったと思う。

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 ガリガリ君色のアイスキャンデーではなく、アラゴナイト。

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 背後から光を当て、透明感をだしてみた。青いアラゴナイトは本当に美しい。

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 無論、透明なストローなども美しい。先端部に伸びた結晶と、水滴に背後の景色が写り込んでいる。

 こうした写真を撮ることができ、とても楽しかった。最終日には地元の人々を招いての上映会があり、一番遠くから来たということで記念品を町長からもらったりもした。
 この時に、他の写真家の撮影した写真を見たが、人それぞれ特徴のある写真を撮っている。動きのある写真、綺麗な写真、いろいろあり、とてもよい刺激となった。

 数年後に次の会議があればまた参加したい。というか、次の会議を押し付けられそうな気配がなくもないけれども。

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