息子と洞窟
4月最終週の日曜に、よく通っている洞窟調査に行ってきた。本当は土日で行きたかったのだが、土曜が息子の遠足と重なっていたので、遠足に行って、その足で新幹線に乗って移動して宿泊し、翌日曜日に洞窟に行ってきた。
営業中の観光洞に行ったことは1回。といっても1歳になる前なのでノーカウントとして、物心ついてからは、3歳で自然洞に一度(洞口から4mで撤退)、営業終了後の観光洞に2回入っただけである。今回も営業中の観光洞という点においては、まだ洞窟デビューとは言いがたいものの、観光洞脇の小さな狭い支洞に怖がらずに入り込んだということ点においては、やっとケイビングデビューと言えるかなあというところである。
昨年夏ごろから、私が出演したTV番組のビデオなどを見たり、私が洞窟で撮った写真などを見て、私が洞窟に行っていることは認識していて、また洞窟に行きたいとも言っていた。
そんな状態であったので、そろそろかなあと思い、子供用のつなぎや、レインウェアや、フリースインナーを用意し、ヘルメットは私自身のヘルメットを新しいものに更新し、それまで使っていたもPetzl Ecrinのパッドを厚いものに交換してと準備を始めていた。息子は頭がでかいので、パッドを厚いものにするだけで、なんとかなりそうであった。
この日の調査は観光洞周辺の危険な箇所や、支洞の調査だったので4歳の息子でも問題ないだろうと連れて行ったわけである。
怖がるかなとも思ったが、観光洞の照明があるだけあって、怖がることもないだけでなく、大人がやっと体が通る小さな支洞にも怖がらずに入っていったのは驚きであった。さすがに彼にとっては、狭いという感覚はないのであろうが。
ただ問題は、ひとつの場所にとどまることができず、とどまることが多い調査活動においては、”大変”ということである。そんなわけで、調査活動の手伝いはほとんどできず、洞窟内をうろうろしただけで終わってしまった。
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