洞窟講演会
先週末に山口県の秋吉台に行ってきた。当初は子連れで飛行機と思っていたのだが、諸般の事情により子供は残置、車で行くこととなった。車はたまたま東北方面から山口に行くケイバーの車があったので同乗するということで、金曜夜に出発した。最近は高速道路50%引きということもあり、かなり気楽に使えるようになっている。
そうは言ってもやはり東京から山口までは12時間ほどかかる。土曜13時過ぎに秋吉台に到着し、そのままホテルの脇にある竪穴に行く。山口在住の知人2名が2時間ほど前に入洞しているはずなので、それを追いかけていく。 第一ピッチの10mあまりをおり3mほど登ってボアパッセイジを通り3m降りたところで先行者に追いついた。ちょうど、次の20mあまりのピットをおり終える頃であった。
さて、一安心と思ったら、洞口にあったザックを持ってきてくれたかと聞かれてしまった。そんな話は聞いてなかったので、結局洞口まで戻ってザックを取ってくることとなった。戻ってから、20mの泥壁を降り皆と合流する。
今回の目的はこのピット下からさらに下流側に大滝穴と言う深い洞窟内ピットがあるのだが、それをトラバースして通過し、その先にある小滝穴へのルート工作を行うことであった。なんだか良く判らないが、ルート整備をやることとなり、いくらかの支点を作成してピットの反対側に渡った。
その先は既に既存の支点などがあったので、ついでに小滝穴(-30mから40mぐらいかな)まで降りた後19時ごろに出洞した。入るときは降っていなかった雨が降っていたのがとても悲しかった。
この日の夜は湯田温泉に入り、24時過ぎまで飲んでいた。良く日曜日は再び、秋吉台に移動し、講演会に参加した。この講演会は地元のケイビングクラブが毎年開いているもので、今回が15回目と言うことである。この講演会に参加するのは初めてだったのだが、何故か、講演を行うこととなっていたので、事前に準備していた中国の洞窟遠征に関する講演を行った。 マイクが用意されていなかったので、後ろの方にいた人は声が聞きづらかったようである。少し風邪のためか、大きな声が出せなかったので、マイクを要求すれば良かったとあとで後悔した。
講演会のあとは来年度の学会大会の実行委員会が行われたので、大会委員長として参加した。大会委員長は名誉職的なものなのではあるが、なんとなく深く関わりを持たねばならないような気がしている。
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