秋吉台竪穴探検
8月末は秋吉台に行ってきた。土日に地元のケイビングクラブ主催の大会があったので、それに合わせて木曜日から現地に入り、木曜金曜と竪穴ケイビングをする計画をたてた。
木曜朝に家を出るため、現地入りは木曜午後、そして土曜未明までの36時間ほどしか時間がない。目一杯活動したら倒れてしまうので実際にはもっと短くなる。
結局、木曜午後3時ごろから、翌日金曜の夜9時ぐらいまで活動しようと言うことで、3つの穴に入ることにした。
最初は通いなれたO崎の穴である。104mほどの深さがあるが、最深部まで行くと泥まみれになるし、プールに降下することになるので、3人で95mほどの深さまで行ってきた。15時過ぎに入洞し19時前後に出洞したように思う。途中、50m程の深さまでは自分でリギングし、残りをリギング練習したいという後輩に任せた。まあ、案の定、練習が足りず手間取っていたので、もうそのまま降りてしまえと言って、リギングを修正することとなった。
リギングに時間がかかる原因はいくらかあるが、アンカーボルトが発見できない、適切な長さにノットをすばやく結ぶことができず、その長さの調整をすばやく行えないというあたりが、代表的なものだ。ピッチの状況などにもよるが、SRTリギングルートの整備された洞窟であれば100m前後の深さまで3-5ピッチをリギングしながら降りるのに1時間から2時間半といったところだろう。
それ以上かかるようであれば、何か問題があるのだろう。
17時ごろに底に到着した。洞床にはそれほど古くない獣骨が散乱していた。結構、落ちてくるようだ。一つの骨にはまだ毛皮が残留していた。その後、最深部に二つのプールがあるうちの一方のみを見て、すぐに登り返した。帰路は気楽である。
19時頃に出洞し遅れてきた一人と合流し、着替えてから次の穴に向かうことになっていたが、時間が微妙であったので、夕食をお店で食べてから向かった。
穴近くの駐車場についたのは21時ごろであった。全員で行ってもすぐに入れるわけではないので、二人にリギングをまかせ、すぐ近くにあるホテルに入浴に行くことにした。入浴後、用意して22時過ぎに洞口に向かうと、まだ7m程の第一ピッチ下に人がいる。何か問題が起きて帰ってきたのかとも思ったが、単に時間がかかっているだけのようである。
結局彼は第3ピッチのリギングの途中で23時を回ったため、時間切れ交代となり、それから1時間半ほどで水音のする広いホールまで降下した。そこから今夜の宿泊地まで移動することにしていたのだが、思いのほか水が多い。私の長靴は穴が開いていたので、靴下を脱いで渡渉しながら、1時ごろにテン場に到着し、テントを張って寝た。思いのほか暖かく、快適な夜だった。
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