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2008年4月 3日 (木)

阿哲ファン

R0018475s  先日の阿哲台で洞窟救助講習を行ったが、それだけで帰るのももったいない気がするということで、帰る前日の夜にちょっとだけファンケイビングをしてきた。

 穴は救助講習でも使用したこの地域を代表する洞窟の一つで、入り口から10m弱の二つの竪穴を持つ穴だ。R0018505冬季にはさらに下流にある洞窟との通り抜けが可能になるが、そこは幾度となく繰り返される水潜りのために、通常の精神状態ではなかなかいけない所でもある。

 さすがに今回は、水量も多く通れるはずもないので、竪穴を降りてから上流に向かう。最下層は水流が流れているのであるが、途中から上層に上がり、二次生成物の豊富な通路を目指すことにしていた。この穴に入るのは、10年ぶりぐらいであり、ルートについては、ほぼ忘れているといって過言でないというのに、測量図のコピーを宿舎に忘れたまま入洞してしまった。
R0018531  10年前の記憶を頼りに進むが・・・・・・結果、敗退。入洞が19時半、出洞は23時と3時間半の工程であるが、やはりとっとと出て、ビールを飲んで寝たいという欲望には勝てず、途中で探索をあきらめてしまったわけだ。宿舎に戻ってから測量図を見ると、チェックした支洞は外れで、チェックしなかった支洞があたりだった。なんとも運のないことだったけど、たまにはこういうこともあるものだ。帰り道を迷うことはないけれど、往路は往々にして迷うものである。

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コメント

>帰り道を迷うことはないけれど、往路は往々にして迷うものである。

至言ですね。
往路で迷うから帰りに迷わないともいえるか。

投稿: feijyai | 2008年4月 9日 (水) 14時20分

 往路で迷って、復路で迷うのは経験不足のグループには良くありますけどね。
 でも、さすがに中国で深さ300m、距離2-3km、工程片道5時間という穴の帰りには、皆と一緒に少し迷ってしまいました。10分ぐらいのことですけれども。

投稿: Missanswer | 2008年4月10日 (木) 23時10分

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