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2007年12月12日 (水)

再測量

Img_0001_4  11月待つの3連休は岩手の洞窟へ行ってきた。先ごろ、竜泉洞で新地底湖が発見されたとの報道があったが、その調査の一環である。もっとも、地底湖ではなく観光洞の上層の測量なので、水には接していない。
 竜泉洞は国の天然記念物に指定されているだけあって、探検や測量に関しても文化庁の許可が必要と、たいへん入りにくいところであるが、それだけに、未調査の部分も多い。特に、水面からかなり上の上層は登りにくいこともあって、未調査・未発見の穴だらけだったといっても良い。活動は観光洞が閉洞した夜間から翌日未明にかけて行うので、結構活動がきつい。ただし、今回は補足測量と再スケッチであったので、深夜12時過ぎには終了し、ずいぶん楽な活動となった。
 問題の再スケッチはとりあえず、終わったのだが、製図がまだ済んでいない。年末までには仕上げるつもりであるが、なかなかに面倒であることは間違いがない。
 連休2日目は場所を岩手中部の住田町に移し、滝観洞に入る予定であった。ここも観光洞なので深夜の入洞が基本であるのだが、この日だけは昼間に入洞と変則的なパターンとなっていたので、入洞できなかった。変則的になったのは、2日目の夜に、観光洞センターの方や地元の人による歓迎会があったためである。
 今年になって滝観洞のすぐ近くを高速道路・・いや高規格国道が開通し、来年3月には僅か500mあまりの距離にICができることになっている。それに合わせて観光客を呼び込もうという企画がなされ、ここ7年余りこの地域で調査を行っている私の所属ケイビングクラブに更なる調査の依頼があったことに関係しての歓迎会である。私は主に写真撮影を頼まれているので、下見と思っていたのだけれど、地元関係者との顔合わせだけとなったが、これはこれで重要なことなので行ってよかったと思っている。撮影は12月以降、2月頃まで数度に別けて行われるだろう。

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