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2007年11月29日 (木)

溶岩洞

Img_0001 3週ほど前に富士山麓の溶岩洞窟に行ってきた。 普段はなかなか入れない穴なのだが、地主さんと懇意にしている方と共に入ることで入洞できた。
 溶岩洞に限らず、日本の多くの穴は地主や管理者がおり、入洞に際しては許可や届けが必要である。こうした許可を取らずに入洞してしまう人もいるようだが、基本的には不法行為である。Img_0002ただ、許可や届けが要らない穴(地権者が不要と言っている場合や、地権者が不明な場合)もあるので許可を取るのも難しい。我々はどうしているかというと、その地域のケイビングクラブや調査を行っているクラブに連絡を取って、許可申請の状況や方法。場合によっては代行してもらうなどしている。
Img_0003  もっとも良く行く穴については、渉外方法はほぼ把握しているので毎度毎度問い合わせということをしているわけではない。いずれにしても洞窟や、地域などによって許可申請の方法は異なる。 毎回申請する場合もあるし、年間での申請などもあり、申請先が地主、警察、消防、林務事務所、公園管理事務所、教育委員会、役場など多岐にわたる。Img_0005たいていは1-2箇所の申請でよいが、3箇所以上というところもある。その場合はさすがに面倒だ。
 今回入った穴は、案内していただく人の都合で夜から深夜の入洞となり結構疲れたものの、溶岩洞のさまざまな生成物の説明などを聞きながらであったので、楽しかった。
Img_0002_1特に初めて見た溶岩石筍は予想外の形状をしていて驚いた。石灰洞の石筍と同じような表面かなとなんとなく思い込んでいたのだが、実際は直径5mm-1cm長さ5cmぐらいの溶岩が積み重なった、いわばかき揚げ状の状態である。

Img_0001_1 そんなこんなで洞窟から出て来たあとは、案内していただいた方の経営する会社の宿泊施設に泊めていただいた。それだけではなく食事まで用意していただいてしまった。この場を借りて御礼申し上げます。

 

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