洞窟調査
先週末、ここ何年も通っている穴に洞窟調査に行ってきた。昨年11月に新通路が発見されたので、そこの探検も目的の一つだ。結論から言えば、新通路を詰めていくと、既知の通路の上方に接続していた。その区間はこれまで空白地帯であったので、そこを埋める形で洞くつが存在していたと言うことだ。直線距離では40mあまりであるが上下層など複数層や並行する通路があるようなので数百mほどの規模になるのではないだろうか。
と伝聞調なのは、私自身は、既測量区域の見直しをしており、見に行っていないからだ。見直しの結果、100m弱の未測量区間を発見したので、測量を追加した。測量しつくしたと報告されていても、自分の目で見てみないと安心できない。ちょっとした隙間や足元にある低い横穴などを覗くと、その先がつながっていることが多々あるのが面白い。
まだ、1km伸びるようなブレークスルーには出会ってはいないが、100m程度ならば数え切れない。まだまだ調査していて面白い穴である。
今回は、他に京都のケイビンググループが参加していたのだけれど、そのグループもまた新発見をしてくれた。前々から、とある水流部の奥から落盤の隙間を20mばかりか上方に伸びる支洞があったのだが、測量の結果、どうもこの洞窟の持つ最大のホールの下方に近いと言うことが判っていた。もしかしたら声ぐらい通るんじゃないのかと言っていたのだが、声だけでなく握手できてしまったそうだ。通り抜けは岩がやや不安定なのでできなかったようだが、安定させられれば通れるだろう。ただし、その箇所が安定したとしても、水流に行くには良いルートではない。従来のルートのほうがはるかに楽に思える。
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