沖永良部 1
知名町町制施行60周年記念日本洞窟学会沖永良部島ケイビング大会に参加するため、18日朝に鹿児島県の沖永良部島への飛行機に乗った。18日は講演会と地元の人向けの体験ケイビングがあった。
講演会では一般向けの講演と、学会の口頭講演、ポスターセッションとがあった。私は一般向けの講演と言うことで、「世界の洞窟」という演題で行った。あまり気乗りしなかったのだけれど、演題が足りないと言うことでやむなく引き受けた。
内容を簡単に言えば、沖永良部以外にはどのような洞窟があるのかと言うことを、気候による大まかな概略を述べたあと、私がこれまでに訪れた十数カ国の洞窟写真と共に紹介すると言うものだ。評判が良かったのかどうかは判らない。そもそもあまり話がうまいほうではないので、なかなかに難しい。写真がありすぎて絞りき
れなかったと言うのも、問題があったかもしれない。
口頭講演、ポスターセッションには年末年始に行った中国の報告があった。報告は隊の中で最も若かった探検部の学生に何事も経験と任せた。原案は隊長が作っていたので、それを紹介すると言うだけであったが、語り口調も良くそつなくこなしていたと思う。
しかし、口頭講演。4題と少なく、そしてポスターセッションと内容が重なっていたと言うのは寂しい。ポスターを申し込んだ人に口頭が少ないので口頭もお願いしますとなっていたようなので、仕方がないのだけれども、40人の参加者では無理と言うものか。ついでに言えば、その40人の中から探検部員を中心に地元向けの体験ケイビングのサポートに借り出されていたり、体験ケイビングに参加していたりしたので、講演会の会場には10人強の人数しかおらず、より一層寂しい大会となった。午前の講演は午後の体験ケイビングの参加者が60人ほどで午前から顔を出している人がいたこともあり、席が埋まって盛況だっただけに落差が大きい。
夜は交流会ということで、地元の関係者を交えた懇親会となった。ステージで踊りや演奏などあって賑やかであったし、会場がホテルの披露宴にも使う会場だけあって懇親会の料理としては近年まれに見るおいしさであった。
懇親会のあとは、宿泊地である大山キャンプ場に戻り、キャンプ泊している人と遅くまで飲んでいた。前夜は寒かったそうだけれど、この日は風もあまりなく寒さを感じることなく、屋外で飲むことができた。
もっとも、私は土曜の夜から風邪を引き始めており、大事を取って深夜1時か2時に早々に退散した記憶が残っている。
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