河内風穴の自然
先月から、滋賀県犬上郡多賀町「多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館」で、「河内風穴の自然」という企画展が行われている。そこで写真展があったので、いくらか出展してあった。先日、博物館を訪れる機会があり、写真展や展示を見てきた。
展示は洞窟内の生物やこうもり等の生き物関係、写真展、ケイビング装備の展示などいくつかのコーナーに分かれていて、この手の洞窟、ケイビングの展示としては国内では過去最大規模ではないかと思うほどだ。常設展示物では、もちろん秋吉台科学博物館が最も詳しいが、あまりケイビングや調査については触れられていない。ケイビングという観点から見れば間違いなく、最大だろう。
さて、写真展であるが、入場者による人気投票が行われており、高得票の写真には商品が出ることになっている。また投票した人にはもれなく、方解石のプレゼントが付いてくる。そうしたこともあって、私がいたとき、どこかの高校の地学だか生物実習の帰りの高校生の集団が、かなり投票していた。
無論、これら出展や写真を出した人に絡む、組織票というかそういったものはあるだろうが、その影響がなくなるぐらいの投票がされているのではないかと感じた。
この投票の途中経過を見ていて思ったのは、大きな竪穴洞口に光が差し込む写真の人気が、高いということだ。SpeleoProjectなどの洞窟写真を見慣れている身としては、それほど人気を集める写真とは思えないのだが、実際は人気を集めている。そこに、ケイバーと非ケイバーの深くて暗い溝があるのかなあと、考えさせられた。
| 固定リンク
« ハンマードリル2 | トップページ | 穴掘り »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント