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2006年9月 2日 (土)

秋吉台ケイビング集会2

 2日目の活動は、初級、中級、上級と別れての活動である。二日酔いになっていれば初級・中級で若い初心者ケイバーと共に活動するのもありえたが、幸い自制心が働いたので当初予定通り上級の鷹が穴へ行く。日本で10指に入る、総延長4000mを越える穴で、入口は50mの竪穴と言うことである。10年ほど前にも、やはりケイビング集会で入ったのだが、その際は当時親しくしていた、洞穴研究会の会長と共に、参加者の面倒を洞口で見ていたので奥に入っている時間があまりとれなかったので、今回はそのリベンジとなる。
Aki0001  思い起こしてみれば、その時はSRTロープも張り、ラダーと兼用していたので竪穴の出入りは早かったはずなのだが、なぜか出洞、撤収して戻ると懇親会が始まっており風呂にも入れなかった覚えがある。人数が多かったのも、上級班なのにそう思えない人が多数混じっていたのもあるが、中でも我侭な体重100キロオーバーのアメリカ人のエピソードはなかなかすごい。竪穴を降りて、横穴を探検したあとになって、俺はラダーは登れない、SRTのリビレイも乗り越せない(リビレイのあるアルパインリギングがされていた)と言い出したのだ。じゃあどうやって帰るつもりなんだろうと思うと、山大方式のラダーで2本あるロープ(一本は懸垂下降用のスタティック、一本は確保のダイナミック)のスタティックを使って登るといい、すたすたと登ってしまった。確かに、3ギブスのSRTシステムではリビレイを乗り越えられないが、懸垂下降用のスタティックには何のプロテクター処理もされておらず、岩角にあたりまくっているのに・・・・。
Aki0002  さて、鷹が穴。難なく洞口に辿り着き、入洞する。50mの竪穴と言うが、ラダーを50m使っているだけで、最初の20mあまりはすり鉢部分で歩けるし、残り10mも壁付、最後の20mがオーバーハングであるので、実際の感覚としては20-30mの竪穴である。
Aki0003  全員が降りたあと、横穴に行く。いくらか迷いながらも歩いていくと、見覚えのある場所を何箇所か通過する。見覚えのある場所と言っても写真を撮って残してあるから覚えているだけど、10年も経つとこうも記憶がなくなるものかと驚いた。そして時間切れで引き返したホールがあるのだが、実は10年前と同じ場所であった。まったくリベンジになっていない。
Aki0004  出洞はスムーズに行く。30m以上のラダーを登るのは5年以上ぶりであるが、特段問題もなくするすると5分か10分ほどで登れたように思う。
 博物館に戻ると、閉会式が終わった直後であり、ああ遅れたなと思ったが、鷹が穴班がこんなに早く帰ってくることは滅多にないそうなので、まあよしとしよう。ロイヤルホテルで風呂に浸かったあと、新幹線の駅経由で空港に向かい帰った。

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