秋吉台ケイビング集会1
8月18日から20日まで秋吉台に行ってきた。18日朝に保育園に子供を送り届けたあと、その足で羽田から山口宇部空港に向かった訳だけれども、羽田空港では、台風の影響で引き返すことがあるかもしれませんと言われながら飛行機に乗った。もしかすると行けなくなるのかななどと思ったけれど、結局台風の足が遅く、たいした影響もなく着陸した。
秋吉台まではレンタカーで移動し、秋吉台科学博物館で18日の活動を共にする予定の山口大学洞穴研究会のOB(卒業はしていない)ら3人と落ち合う。しかし、足の遅い台風の影響で風雨が強くなったり弱くなったりと、天気が悪い。入洞予定の帰り水の竪穴は-30m、-50mさらに-30mほどだったかのピットを持つ竪穴である。アプローチは道路から30秒であるので問題は大きくないが、洞窟の中の様子からすると確実に激しい滴下水を喰らいそうな感じでもあるし、あえて台風が来ると言うタイミングで入る理由は無いということで中止とした。洞窟は逃げないからね。
と言うわけで、やることがなくなったので、お酒を買いだしに行って午後3時から飲み始めてしまいました。横では洞研現役が、明日の秋吉台ケイビング集会の準備をしていたので、やや心苦しかったのは言うまでも無い。
19日は秋吉台ケイビング集会である。これは、山口ケイビングクラブ゙が毎年、開いているイベントで、毎回30-60人ほどの参加者があるようだ。私もこれまでに何度か参加したことがあるが、数年前に山口ケイビングクラブに入会して以来は参加したことが無かった。
今回はいつもと趣向が異なり、一日目にセミナー形式の洞窟学講習があった。ラダー訓練班もあったが、これはちょうど台風が最も強くなる午前中に屋外訓練を予定していたので、あえなく中止となった。
私は洞窟溶食形態班に入る。午前は室内で座学、午後に景清洞で実地講習となる。午前中の座学中は風が強く、外に出たくないと言う感じであったが、午後には雨も風も弱まり問題なくなっていた。景清洞までは名古屋のケイビングクラブJETの参加者らを車に乗せて移動し入洞準備をする。といっても、所詮は観光洞で、匍匐をする場所もない景清洞なので、長靴を履いてヘルメットをかぶった位である。他の参加者にはノーヘル、ノーライト、サンダルもいた。まあ、ライトは誰かと行動すれば問題ない。
洞窟内では、講師の説明を聞きながら移動のはずであったが、大雨によって洞窟内の水が増水しうるさい上に、参加者が30人もいれば聞こえるはずが無い。結局、説明を聞くのではなく、周りにいる人達に説明しながら歩くことになってしまった。
溶食形態はペンダント、スコラップ、ポケット、ハーフチューブなどがあった。奥の方にはかなり大きめ・・・といっても30cmほどのスコラップがあった。なお、増水していたため、渇水期なら足首も浸かることの無い通路が膝ほどまで水があったので、私の穴の開いた長靴は浸水してしまった。
出洞後は、直ぐ向かいにあるトロン温泉に浸かり、そして大正洞のそばにある、秋吉台エコミュージアムにJETの二人を連れて行った。私も2度目の入館である。ここのミュージアムの中には日本や世界各地の洞窟写真を見ることのできる展示があるのだが、その中には私の撮った写真や他のケイバーの撮った写真など多数が収められているので、機会があれば見て欲しい。おっと、思うほどマイナーな穴まである。
夜は、凶器の宴とも呼ばれる(私が勝手に呼んでるだけだが)、懇親会とそれに続く、有志の宴会がある。まあしかし、例年と異なり翌日がメインの活動日であるのであまり大変なことにはならなかったようだ。
いくらかのイベントなどを経た後、午前1時には寝たように思う。しかし、昔に比べると酒に弱くなった。
| 固定リンク
« 観察会 | トップページ | 秋吉台ケイビング集会2 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント