« 3月28日 | トップページ | 調査 »

2006年9月11日 (月)

総会

 今日はクラブの年に一度の総会があった。午後3時からであったのだが、水疱瘡にかかった子供の世話の関係で午後5時半からしか参加できなかった。そのためこの夏に同じクラブのメンバーが行ってきた、世界最深の竪穴である、旧ソ連邦のグルジアにあるクルーベラケイブでの活動報告を聞くことができなかった。
 彼は日本からただ一人参加し、洞口から-1430mまで降下し、おそらく日本で最も深くまで洞窟に潜ったケイバーとなるだろう。-1000mを越える深さまで降りたことのある日本人ケイバーも、私の所属するクラブの4人だけだろうとは思う。現在日本では-200mまで、日本最深の竪穴が入洞禁止になる前の30年前ならば400mオーバーまで降りることができただろうが、いずれにしても、-500mを越える深さはなかなか降りれないのは確かである。
 ちなみに私自身は-400mほどしか降りていないので、いずれ1000mまで降りたいと思いつつ、なかなか機会を得ることができない。
Simple  さて、今回報告は聞けなかったが、その際に使用した装備を見ることができた。写真にあるように、Petzl下降器のSimpleはプレートが削れ、フレイノのロープ折り返しのための亜タッチ部分も半分あまり削れているし、CrollCrollも同様に削れ切れ目が入っている。

 -1400mへの往復と300-700mあまりの往復を数回行っただけで削れてしまったそうである。私の下降器やクロールも同程度以上の距離を上り下りしているが、一時に連続しての登攀下降や、1年か数年間か判らないけれども、ロープを張りっぱなしにして、沢山泥や細かな砂を吸い込んだロープでの上下動がこのような激しい磨耗を招くのだろう。Crollの磨耗についてはフットアセンダーのPentinを使用することで、より激しくなっているような感は受ける。

 いずれにしても、ディープな洞窟を昇降するには予備の装備を用意しておくことが重要なのかもしれない。

|

« 3月28日 | トップページ | 調査 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 総会:

« 3月28日 | トップページ | 調査 »