東アジア洞窟学会議(仮称)
ここ2年ほど暖めている構想がある。東アジア洞窟学会議(仮称)である。
数日間の日程で学術講演やポスターセッション、フォトコンテストなどと、ケイビングエクスカーションを組合わせたものだ。ヨーロッパ大陸や南北アメリカ、中東では、この手の会議が開かれているが、東アジア、東南アジアではまだ開催されていなかったと思う。
1993年にUIS会議が中国で行われたが、これは世界規模の大会であるし、2002年に韓国で行われたCave Expoは、一般の人を対象にした地方博覧会の趣があり、いずれもアジアという地域のケイバーやスペレオロジストを対象にしたものではない。
さて、東アジア、東南アジアでSpelolpogyやCavingが盛んなのは日本、中国、韓国でマレーシア、インドネシア、ベトナムなども含まれるだろう。特に中国は凄まじい勢いで愛好者が増えているように感じられる。
この構想は、3年ほど前に広西壮族自治区のLeyeにある天杭に行った時に、中国人の研究者でないケイバーの組織ができはじめていたことから、思いついたものだが、昨年韓国も同様の事を考えていたことを聞いて驚いた。
中国側には3年前に広西壮族自治区のクラブに伝え、今回は貴州省洞穴協会へも伝えてあり、賛同を得ている。実行に移すことは可能だろうお。またUISの後援を受けることも難しくはない。
残る問題は自分自身のスケジュールと日本国内の協力者だ。保育園への送迎という問題はかなり大きく、日程次第で行けるかどうかが決まるだろう。
それはさておき、私の考えとしては、2007年の秋に中国貴州省温泉郷で開きたいと考えている。すぐ近くには総延長90kmを越える双河洞(中国一、アジアで2番目、世界でも15番以内ぐらい)があるし、温泉の名の通り、温泉SPAとリゾートホテルがあり環境は申し分ない。ホテルは写真と外見しか見ていないが西欧スタイルのホテルだった。
またSPAから200m程の所にも中国式の安価な旅社がある。先月はこちらに泊まったがここでも十分なレベルだった。むしろ、泥や埃まみれになる活動だから、こちらの方が装備の管理などには使いやすいかもしれない。
まあともかく、話は日本洞窟学会のバックアップを受けられることが確定してからである。現在、打診中であるので近いうちにゴーサインを出せるかもしれない。
ところで、この文はPDAを使って、ビールを飲みながら書いた。昨日は新宿で東京スペレオクラブのミーティングがあったので、その前の空き時間に一杯、イングリッシュパブで飲んでいたというわけだ。Hubというキャッシュオンシステムのチェーン店で、一人で飲むには心地よい。後から人が来ても対処しやすいので待ち合わせにも良い点もあるが、ギネスやエールなどが飲めるのが良い。
実のところは私はベルギービールが大好きのだが、英国ビールも捨てがたい。
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